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スタッフの日々のよしなしごと

佐野佳子の日報

佐野佳子

今年を振り返って①

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写真:別館しみちょろ


マルプ佐野です。
わたしの今年を表す漢字は「怒」です。


今年は、自分の怒りの原因について考えてばかりいたような気がします。
「怒り」というとマイナスイメージがありますが、すごいエネルギーがあって、
おかげで今まで気にもとめなかったさまざまな差別、権力構造、
ジェンダー、クィア、植民地主義、国家、について学ぶようになりました。
知れば知るほど、この社会にあたりまえに存在している
無意識の差別や偏見が察知できるようになってきました。


面白かった本は『障害者差別の社会学―ジェンダー・家族・国家』です。
明治時代、富国強兵のため作り出した「国家の役に立つ人間」像が
現在も色濃く残り、親は国家のエージェント、
日本社会は選別構造であると書かれていて合点がいきました。
それを、だれもが自分にOKだして生きていける社会にできたらいいな。

佐野佳子

夢みる宝石を描く パンフレット

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マルプ佐野です。


「夢みる宝石を描く」のパンフレットを作成しました。
花火のようなイメージで、
人間たちの交錯と宝石の美しさと物悲しさを表しています。

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途中、2回行ったワークショップの様子を少し入れました。


私はワークショップの過程が一番面白かったです。
自分以外の人がどのように解釈し取り組んだのかを見て、様々な意見に触れ、
自ら試行錯誤し、答えを決めて変化していく様子がとても好きです。
ぜひ続けて欲しいです。


会場では原画とラフ、模擬装幀、挿画を差し込んだ特捜本を展示しています。
仕上がりまでにどれだけのラフ画があり、原画がどのように装幀されたか
ご覧ください。


パンフレットは会場で無料で配布しておりますので、どうぞお持ち帰りください。

佐野佳子

『もうろうをいきる』クラウドファンディング

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マルプ佐野です。

以前、「沈黙を破る」「「届かぬ声--パレスチナ・占領と生きる人びと」」のDVDパッケージのデザインをしたことがありました。


その制作会社が『もうろうをいきる』というドキュメンタリー映画を制作しています。目が見えず、耳が聞こえない方の生活をとらえた映画で、制作費と様々な方が鑑賞できるように上映する費用をクラウドファンディングで募集しております。


クラウドファンディングのページへ
興味のある方、応援していただけるとうれしいです。今日の24時まで。

佐野佳子

今年を振り返って⑤

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夏頃描いた「限られた情報で繋がれ、外の世界は見えない」という絵。自分が消費する家畜のように感じる。


マルプ佐野です。
わたしの今年を表す漢字は「驚」。
重大な発見、大きな出来事がありました。


1、顎関節症が治った
かかりつけの歯科が閉院する通知を受け、慌てふためいて他の病院を探すもそれぞれ主張が違い、いったい何が正しいのか憤る。これまでの経験、知識を総動員して考えるうち「自分の姿勢や生活習慣を直さずして、医者に治してもらおうなどという魂胆が間違っている」ことに気づく。噛み方などを変えて数日後、朝起きると痛くない! 原因は正しい姿勢、正しい身体にとらわれた極度の心配性でした。そんなことで、30年近くお金と時間と天然の歯を削ってしまいました。世に満ち溢れるもっともらしく気持ちいい言葉を疑えという教訓です。


2、『"隠れビッチ"やってました。』発売
男で自信をチャージしていた著者が、本当の自信に至るまでの実話。著者のあらいさんにコミックエッセイを描きませんかと編集者へ橋渡しして約2年、できあがったマンガは想像を遥かに超えた壮大な気づきの話でした。ラストはここまで描くか?!の感涙ものです。自信を持てず悩んでいる方にぜひ読んで頂きたいです。


3、よのなかの仕組みに気がつく
よのなかは国vs国、人種vs人種などの横の対立ではなく、権力や貧富などの上下の戦いだと気づく。そして、表現と対話の場「あなたの公-差-転」のプログラムを通して様々な背景の人と話し、いままで考えてこなかった問題に気がつくことができました。一例をあげると、外国人や女性、LGBTの方などに対して無意識にやっている差別。つまり個人のことを、人種や性別に結びつけることです。いま持っている課題は、要らないものを要るかのように見せかけて、お金を集めるゲームに参加しないでやっていくにはどうしたらいいか?と、このところ、政治や企業、マスコミや市民の振る舞いがものの本で読んだ敗戦前の状態と似ているので、更なる敗戦をしないために何ができるか?です。来年も精進いたします。

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