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スタッフの日々のよしなしごと

清水良洋

彼女のひとりぐらし

マルプ清水です。

彼女のひとりぐらし①幻冬舎コミックスから刊行された、漫画家の玉置勉強さん最新刊です。ブックデザインを担当致しました。

うさぎドロップ』の宇仁田ゆみさんが帯に絵と文を寄せています。カバーの玉置さんの絵もイイですが、帯の宇仁田さんの絵もイイです、カワユイです。


帯を取ると、主人公の廻りに古雑誌や、飲み終えたビールの空きカン、ゴミ袋があります。これは玉置さんのアイデアです。僕は玉置さんとはもう随分と前からのご縁、今回このブックデザインは玉置さんご本人からご依頼を頂きました。

以前も玉置さんから直接ご依頼を頂き、玉置さんの短編集の装幀を担当しました。今回玉置さんから伺ったお話ですと、版元はこの『彼女のひとりぐらし』は、今迄の玉置さんの作品からすると新境地なので、新しい読者層を広げたいと考えているとの事。そこで玉置さんが版元に「ではデザイナーを指名したい」とお話したそうです。ありがたいこってす。

で、玉置さんと会い作品の世界観や狙いその他を玉置さんから伺いつつ、デザインについて提案や打合せをした次第なのです。その後は玉置さんとの打合せを含みつつ担当編集者さんと進めたのでした。

玉置さんの絵は15年位前から観ていて、当時からフォルムに動きと艶やかさがあり「うまいなぁ」と思っていました。その後の作家活動でさらに進化したと思います。カラー、モノクロのどちらの絵も、構図やフォルムの魅力は言わずもがななのですが、微妙な明度をコントロールし奥行きのある空間を作ってます。

輿水理香、26歳独身。
ただいま仕事に恋に、奮闘中!
…だったらいいなぁと思う、最下層フリーランサー。
ひとりぐらし暦X年、彼氏いない暦X年…。
脳内彼氏を妄想したり、ゲームしたり、飲酒したりと、
ひとりで悶々とした日々を満喫中!?
(カバー表4より)

にきびが出来て「服を買いに行く服が無い」状態とひとり駄々こねたり、ひとりカラオケで熱く延長したり、そんな彼女のひとりぐらしは特別な事もないけど、特別な事がないから男も女も「あるある」と妙にうなづき共感出来る毎日、そして読後感は、「なんとかなるさぁ」的な心安らぐそんな作品です。僕の世代だと松本零士の『男おいどん』を思いだしますね。

ネット上で女性読者から「共感します」「男性漫画家の玉置勉強さんが女目線で描けるのがスゴい」等のカキコミも見られました。

先日のサイン会も好評だったそうで、早くも重版出来の話題作です。老若男女楽しめるこの『彼女のひとりぐらし』、帰省みやげに一冊。一家に一冊。そしておひとりさまに一冊、皆さんにオススメします。

『彼女のひとりぐらし』は月刊コミックバーズに好評連載中です!続刊もお楽しみに〜!

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