Malpu Design

ホーム  ›  制作メモ  ›  愉しい落語

制作メモ

デザインで工夫したところ、用紙・加工などの制作にまつわるお話です。

清水良洋

愉しい落語

書名:愉しい落語
副題:江戸以来四百年、そして未来へ
著者:山本進
版元:草思社
発行:13年12月18日 第一刷
判型:四六判 縦組 並製


装画:化猫マサミさん
装幀:清水


刷り・用紙:
◎カバー
 刷り:オフセット4色
 用紙:OKミューズガリバー マット 四六判 Y目 110Kg ハイホワイト
 加工:グロスニス
◎帯
 刷り:特色(DIC(フランスの伝統色)F82)1色+スミ1色=2色
 用紙:コート紙(何でも可お任せします。白色度の高いものを希望)
 加工:グロスPP
◎表紙
 刷り:特色(DIC621)1色
 用紙:GAしずく 四六判 Y目 170Kg 焦茶
◎見返し
 用紙:GAえんぶ 四六判 Y目 90Kg 赤茶
◎本扉
 刷り・用紙:本文共紙共刷り


見本頂戴日:13年12月5日

sm160222_01.jpg

著者は戦後すぐの東大落語研究会時代から始まって
以来60年以上〈一介の市井好きもの〉として
落語研究や芸能史研究に携わってきた方。


落語入門書が数あれど、
愉しみ方から素朴な疑問まで
著者ならではの肩の凝らない内容です。


「落語はみんな新作だった」「古典落語はいつから?」
「落語家は何人いるのか?」「寄席以外の収入」
「万歳から漫才へ」「講談は偉い人の物語」
「怪談も人情噺」「遠山の金さんの功績」等々。
目次からの抜粋ですが、どうですかぁ~面白そうでしょ~。


そして本書の最後には「落語の未来」について語ってます。
決して懐古趣味だけの「落語入門」でなく、また特定の噺家評でもない
大きな枠の中で、自在に落語愉しみ方を説く本書の装幀は
〈爺むさい〉いつかどこかで見た事のある落語入門の様にはしたくなく
「今現在も〈落語を発信し続けてる〉ものってなんだろう?」と考えた時に
『笑点』の大喜利を思い出しました。


化猫さんは和風だけどモダンな印象の
クスっと笑わせるユーモアを含んだ絵を描きます。
そんな化猫さんに噺家の「誰?」という事でなく、
でも居そうな感じのリアリティある噺家を描いてもらいました。
なんだか大喜利の愉しさが伝わって来るでしょ。


落語をよく知らない方から
結構ご存知の方まで愉しい入門書です。
是非読んでみてください。


*16年2月のマルプギャラリーは化猫マサミさんの個展
こちらも是非!

ページの先頭へ戻る